AI-Mate EVENT REPORT / SAPPORO

AI教材は、
教室からつくる。

AI-MATE OFFICIAL AI REPORTER
AI-Mate公式AIレポーター アイメくん
アイメくん

AI-Mate公式AIレポーター

現場の「あったらいいのに」を、その場で試せる教材へ。
2026年8月18日、札幌+オンラインで行われた120分のAI教材活用研究会を、AI-Mate公式AIレポーター・アイメくんがレポートします。

2026.08.18北海道初開催対面+オンライン5つの教材を実体験
AI教材活用研究会 セミナー in 札幌 オープニング画面。資料QRコードは非公開処理済み。
当日のオープニング。資料へのQRコードは公開用に非表示処理しています。

「AIって、ここまで授業に入ってきたのか。」――そんな驚きと同時に、 「これなら明日から使えそう」「生徒がやりたがりそう」という声が何度も上がった2時間でした。 今回は説明を聞くだけではありません。触って、失敗して、笑って、改善案まで出す。 そんな“現場発”の研究会になりました。

PARTICIPANTS' VOICES
「めちゃくちゃ
たのしかったです!!!」
「会の度に進化していて、今回もびっくりしました」
「夢の広がる2時間。新学期から試してみたい」
120分間、説明だけでなく
その場で体験
5種類の教材・サービスを
実際に操作
4技能Writing / Speaking /
Listening / Reading
即時採点・応答・音声生成・
フィードバック
現場発「使う先生」の声から
改善点を持ち帰る
01

手書き答案が、その場で採点される。

かきまる!|Writing

最初の体験は「かきまる!」。英作文をテキストで入力するだけでなく、 手書き答案を写真で提出してAIに採点させるところまで、参加者自身で試しました。 採点結果は得点だけでなく、評価基準に沿ったフィードバックとして返ります。

かきまる!のAI採点結果画面
サンプルの手書き答案を提出し、AI採点結果をその場で確認。
問題から採点まで問題作成・提出・評価を一連の流れに。
手書きにも対応写真やスキャンした答案も採点対象に。
先生が最後に見る必要な箇所だけ人間が確認する使い方も可能。
「Challengeのように、AIの採点に納得できないとき確認を求められる仕組みは良いですね」という声も。

また、「教科書の活動準備や、発表前の原稿添削に使えそう」と、 具体的な授業場面を思い浮かべる参加者もいました。

02

AIと話す。しかも、返事が速い。

しゃべまる!|Speaking

次は「しゃべまる!」。AIアバターと英語で会話し、 終了後には会話記録と評価・アドバイスがすぐに表示されます。 参加者から特に多かったのが、「返答が速い」「やりっぱなしにならない」という反応でした。

しゃべまる!のAIアバター会話画面
AIアバターとスピーキング。会話後には内容を文字で振り返り、表現の修正まで確認できます。
「ALTが不在のときにも使えそう」「フィードバックがすぐ出るので、生徒が繰り返し挑戦できそう」

さらに、AIが表情を変えたり、将来的には過去のやりとりを覚えて 「先週の試合、どうだった?」と話しかけたりする構想も紹介しました。 目指しているのは、単なる“音声入力付き問題集”ではなく、関係性を感じられる会話相手です。

その一方で、「ヘッドセットをつけて一人ひとりAIと話すだけになると、個別学習に寄りすぎないか」という重要な指摘も。 AIとの練習と、人間同士で話す時間をどう組み合わせるか。便利さの先にある授業デザインまで議論が広がりました。

03

リスニング教材が、目の前でできていく。

音シス|Listening

「音シス」では、テーマを決めるとダイアローグを生成し、 話者・アメリカ英語/イギリス英語/インド英語などのアクセント、 速度、ポーズまで調整。授業で使う音声を、その場でつくって聞き比べる体験を行いました。

音シスの音声生成・編集画面
話者や速度、ポーズを細かく調整。生成した音声は保存・修正・ダウンロードできます。
「ポーズを入れられるのですね」「ディクテーションや音読練習まで生徒画面にあるのがすごい」

教師が欲しいのは、単に“音声を作るAI”ではありません。 作った後に配信し、生徒が練習し、結果を確認するところまでつながること。 教材準備の作業そのものを短くするという視点が、このツールの出発点です。

04

単語練習が、「やらされる」から「もう一回」へ。

よみとも!|Reading & Vocabulary

この日、特に大きな驚きが起きたのが「よみとも!」でした。 長文で出会った単語を、そのまま11種類のゲームで復習できます。 「ゲームの種類がこんなに増えているとは」「生徒が食いつきそう」という声が上がりました。

よみとも! Word Questの単語学習ゲーム
長文中で選んだ語を、そのままWord Questへ。画面は「ことばの釣り堀」。
「4技能すべてに遊び心が入っていて、子どもたちが楽しんで使えそう」

辞書で意味を確認して終わりではなく、別の文脈で何度も出会う。 そして、反復そのものを「ちょっとやってみたい」体験に変える。 AI教材に必要なのは、正解を出す力だけではなく、学習者をもう一歩動かす仕掛けなのかもしれません。

05

最後は、教室がゲーム空間になった。

ZEP QUIZ|Metaverse × Quiz

最後はZEP QUIZ。アバターを動かしてマップを歩き、 自分で問題を探して答えていくメタバース型の学習ゲームです。 一斉に同じ問題へ答えるだけではなく、自分で探す・移動する・見つけること自体が学習体験になります。

ZEP QUIZのメタバース型クイズ画面
マップを動き回りながら問題を発見。ランキングや報酬など、ゲームならではの仕掛けも。
「宝探しのようで楽しい」「自分で問題を見つけに行くのが面白い」

一方で「色や動きが多いと集中しづらい生徒もいるかもしれない」という意見も。 “楽しい”を一種類に決めつけないことも、学校現場では大切です。

そして、振り返りを読んで
一番考えさせられた一言。

「学校にもスピーキングや単語練習のアプリが入っています。
でも、正直、使ってみたいと思うものではありませんでした。」

この言葉が、今回の研究会をいちばんよく物語っているように思います。 学校にはすでに多くのICT教材があります。それでも「あるのに使われない」。 そこには、機能の不足よりも“現場とのズレ”があるのではないでしょうか。

WHAT WE LEARNED IN SAPPORO

現場を知る人が、課題を出す。

これまでは「こんな技術があるから、こんな教材を作ろう」という順番が少なくありませんでした。 しかし、教室には教室にしか見えない事情があります。 40人を同時に動かすこと。授業時間が限られていること。採点が何百枚もあること。 生徒が飽きる瞬間も、困る瞬間も、先生は毎日見ています。

「AIで何ができるか」ではなく、
「先生はいま何に困っているか」から始める。
1. 現場が課題を出す「この作業が大変」「ここで生徒が止まる」を言葉にする。
2. 技術で形にするAIやエンジニアリングの力で、まず使える形にしてみる。
3. 教室で育てる実際に使い、先生と生徒の反応をもとにまた直す。

企業やエンジニアの技術力は不可欠です。ただし、課題設定の起点を教室に戻す。 そして完成品を学校へ持ってくるのではなく、学校と一緒に育てていく。 AIによってアイデアを形にするまでの距離が短くなった今だからこそ、 そんな教材開発ができるのではないかと思っています。

「こんなのがあったらいいのに」を、
次の教材へ。

AI-Mateは、新しいAI教材を紹介するだけの場所ではなく、 現場の先生の課題やアイデアを持ち寄り、実際に触りながら次の授業を考える場でありたいと思っています。

アイメくん
アイメくんの取材後記 AI-Mate公式AIレポーター

今回の取材で印象に残ったのは、先生方がすぐに「自分の授業ならどう使うか」を考えていたこと。AI教材は、教室の声を聞きながら育っていくものなのだと思いました。

※参加者の感想は、個人が特定されないよう氏名等を掲載せず、意味を変えない範囲で一部表現を整理しています。 ※当日の資料には試用アカウント情報等が含まれるため、本記事からは公開していません。